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おもしろ!犬のしつけ雑学 犬のしつけ教室について [犬のしつけ]


犬のしつけ教室についてまとめました!



Q


犬のしつけ教室について質問ですm(__)m

お留守番時の無駄吠え・イタズラ、お散歩時の引っ張り癖、を改善するため、しつけ教室に行こうと考えているのですが、 これらはだいたい何日くらいで改善されるものなのでしょうか?

ワンちゃんごと、しつけ教室ごとに違うのは分かっていますが、経験談で構いませんので、お答え頂けると助かりますm(__)m

A


私自身がうちの犬としつけ教室に通ったり、犬の行動学セミナーに参加して、
得たことや経験からのお話とさせていただけばですが、
現在、私たちの多くが飼っている犬たちは『家庭犬』という立場にいます。
その家庭犬のしつけということで考えていけばですが、100頭の犬と100人の飼い主がいれば、
そこには100×100通りのしつけ方があると思われるのと、
ワンちゃんやしつけ教室、指導者だけでなく、飼っているワンちゃんと実際に毎日接してしつけることになる、
飼い主の持つ技術や知識もそこに大きく影響します。

しつけとはオスワリやフセを教えることではありません。
しつけとは、飼い主と暮らす上で、様々な状況でどうしたらいいかを教えてあげることになります。

もちろんその適正なしつけとは何かを飼い主が学ぶためには、
しつけ教室などに通われる必要があると、お考えになる方がいいと思います。

犬のしつけにあたっては、技術的なことだけでなく犬の習性、本能、行動学的なことを知ってないと理解できないことも多く、
吠えるということでもその理由は一つでもないのと、ワンちゃんだけをどうにかしうようというのでなく、
そのコの生活する状態を改善していくことも必要になることは多いです。

犬は基本的に今の飼い方(=飼い主が思い描いた犬との暮らし)にあった適正なしつけを行わなければ、
番犬へと成長する傾向を持って生まれてきています。
怪しいものや音に対して吠えやすいから、人間と暮らし始めたとも言えるわけですから。

イタズラは人にとっては困ることでも、犬にとっては楽しかったり、退屈解消になることで、繰り返し行われることになる場合が多いです。
その場合にはそれが出来ない生活環境に変更してみることや、退屈にならないような工夫をしてみることも必要になります。

引っ張り癖は、引っ張る犬の多くは引っ張ることで行きたい方向に行ける。
すなわち結果的にいいことが起きるのでそれを学習・習慣化させていきます。

ただ、中にはその場から逃げたくて引っ張っている場合もあります。
この場合は、結果的に嫌なことがなくなる、という学習パターンで行動を起こしています。

対応はそれぞれ違います。
どちらなのかを判断するのは、前後に何が起きているか、ボディランゲージはどうか、といったことを観察する必要があります。

家庭犬と飼い主の関係に必要なのは、従来の飼い主がボスやリーダーになるという服従関係ではなく信頼関係です。
その信頼関係作りの弊害になる対応や道具を使うと、問題解決にならないことが多いのは忘れてはなりません。
特に攻撃行動を誘発してしまったり、飼い主を避けるようにしてしまったり、無気力にさせてしまったりするのが恐ろしいです。

人間の子どもが親の言うことに耳を傾けるのは、服従関係にあるからではありません。
逆に、親のことを信頼していない子どもは親の言うことに耳を傾けようとしません。
服従関係だから相手の言うことを聞くのではなく、信頼しているから相手の言うことを聞く、
そうした関係を、飼い主と犬との間にも築いていくことが重要なのです。

日常の生活を通してご質問者様とワンちゃんとの間に、どれくらいで信頼関係が出来るのかということも関係するでしょうね。

犬との信頼関係は、人間同士でもそうですが簡単には築けません。
一つ一つの積み重ねで、やがて出来上がってくるのです。
信頼関係は作り上げていくものです。
何もしないで自然と出来ていく物ではありません。

ご自身が犬になったことを想像してみてください。
お任せしていると(主導権を渡していると)、おいしい目に会える、危険から守ってくれる、楽しいことが起きる。
そんな相手ならいつでも一緒にいたいと思います。
素直に言うことにも耳を傾けます。
言い換えれば、「人間における親の保護責任、管理責任を果たすことと同じ」ということです。

ボスとか、リーダーになろうなどと考えないで、目指すのは、好ましい親子間の信頼関係です。
犬が飼い主の言うことを聞かないのは、飼い主のことをボスではない、リーダーではない、と思っているからではありません。
好ましい行動をちゃんと教えていないだけです。
あるいは、指示に従ってもいいことが起きていないか、指示に従わなくともそれで済んでしまっているか、それだけです。

そもそも、全ての人がリーダー的存在になれるわけではありません。
子供の頃から常にリーダー的存在で、現在もリーダー的ポジションを常に目指して生きているような方は別ですが、
そうでない人がボスとかリーダーになることを目指すのは、大きな負担になるだけです。
結果上手くいきません。

まさに家族のような存在として犬を迎え入れているのであれば、飼い主はボスやリーダーではなく、
人間の子供にとっての信頼される親、優しく頼りになる保護者・管理者のような存在になることを目指す必要があるということになります。

ニュース


光が丘公園で「犬のしつけ教室」−災害時の同行避難に備えて /東京


 練馬区は11月23日、都立光が丘公園で「犬のしつけ教室〜災害に備えて〜」を開催した。区では初めての開催となる。(練馬経済新聞)

 今年8月、環境省が災害時におけるペットの救護対策ガイドラインを作成し、ペットの同行避難を明記した。区でも災害が発生し自宅にいることが危険な場合、ペットと共に区立小中学校などの避難拠点に避難する「同行避難」を呼び掛けている。

 しかし避難拠点では多くの人が生活することになり、動物が苦手な人もたくさんいるなど同行避難には課題も多い。普段と違う環境でペットも精神的に不安定になりやすく、日頃からペットにしっかりしつけをしておくことが重要とされている。

 それを受け、区は初めて同行避難を念頭に置いたペットのしつけ方教室を行った。30人の定員は申し込みから3日でいっぱいとなり、関心の高さを表した。この日はドッグトレーナーの説明の下、指示に従ってケージの中に入ることや飼い主にぴったり寄り添って歩行することなど、狭い避難所で過ごすためのしつけを愛犬と一緒に体験した。

 3歳のトイプードルと参加した人は「災害の時に一緒に避難するので、どういうしつけが必要か学びたかった」と参加した理由を話した。

 区はこの結果を踏まえ、「今後の開催や防災訓練との連携などを検討していく」と説明する。


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